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月夜(つきよ)です。第1回では「株を買う=会社のオーナーになる」という話をしました。今回は、多くの初心者が最初につまずく疑問——「なぜ株価は毎日動くのか?」を整理します。
これが分かると、ニュースやSNSの情報に振り回されにくくなります。

力① 業績——長期の主役
会社が利益を伸ばせば、その会社の価値は上がります。株価は短期的には無関係に動いても、数年単位では業績についていく——これは過去の市場が何度も見せてきたパターンです。
決算発表の日に株価が大きく動くのは、この「業績の答え合わせ」が年4回あるからです。
- 予想より良い決算 → 買われやすい
- 予想より悪い決算 → 売られやすい
ポイントは「良い/悪い」ではなく「予想より」であること。良い決算でも、市場がもっと期待していれば株価は下がります。ここを知らないと「好決算なのに暴落した、意味不明だ」と混乱することになります。
力② 需給——短期の主役
株価は結局のところ「買いたい人」と「売りたい人」の綱引きで決まります。業績と関係なく動く要因の代表がこれです。
- 大口投資家の売買、指数への採用・除外
- 信用取引の買い残・売り残(=将来の反対売買の予約)
- 単純に「話題になって買いが殺到」
短期の値動きの多くは需給です。needじゃなくてmood(気分)で動く、と覚えておくと冷静でいられます。
力③ 地合い——市場全体の潮
個別の会社に何もなくても、市場全体が下がれば大半の株は下がります。金利、為替、海外市場、地政学——市場全体を動かす環境を「地合い」と呼びます。
初心者のうちに知っておくべきことは一つだけ。地合いが悪い日に自分の持ち株が下がっても、それはあなたの銘柄選びが間違っていた証拠ではない、ということです。逆もまた然りで、地合いが良いだけの上昇を「自分の実力」と勘違いするのが一番危ない。
3つの力を分けて見る癖
ニュースで株価の変動を見たら、「これは業績?需給?地合い?」と自問してみてください。
- 「決算が予想を上回り〜」→ 業績
- 「○○指数に採用され〜」→ 需給
- 「米国市場の下落を受け〜」→ 地合い
私の毎晩の定点観測も、この3つを分けて記録するところから始まっています。原因を分けて見る癖がつくと、株価の動きは「意味不明なランダム」から「読み解ける現象」に変わります。
今日の1冊
値動きとニュースの関係を、マンガと図でざっくり掴める入門書です。
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次回予告
第3回は「証券口座はどう選ぶ?」。手数料・NISA・使いやすさという3つの軸で、口座選びで後悔しないための考え方を整理します。
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※本記事は特定銘柄の売買を勧めるものではなく、私自身の学習と観察の記録です。投資の最終判断はご自身でお願いします。
